プロペラ計算[TROOST 3翼] プロペラの最適直径・ ピッチとその単独効率を計算します。
TABLE-1 プロペラ計算用要目入力
展開面積比主機出力同回転数N減速比Nマージン(%)伝達効率伴流係数

TABLE-2 計算結果 (船速を入力後「計算実行」ボタンを押して下さい)
船速 V(kt)出力係数ピッチ比 H/D直径係数単独効率直径 Dピッチ H

使用法
 1.「TABLE-1」 の各入力欄に入力します。入力に際し、下記に注意して下さい。
     展開面積比: 0.5〜0.8 が計算可能範囲です。この範囲外では、再入力を促す警告を発します。
              但し、この場合でも外挿法で計算しているので 0.5又は0.8付近なら信用できます。
     主 機 出 力: プロペラ1個に対する主機出力(BHP)。従って、2機2軸なら1軸分の出力とする。
     同 回 転 数: 主機回転数(rpm)。主機出力と回転数はプロペラの設計点の値を入力します。
     減 速 比 : 減速機の減速比、例えば 1:3.0 ならば 3.0 を入力します。
     Nマージン(%) : 回転数マージンで、既定値 3(%) が入力されるが変更可能。新造後の負荷増大を
              考慮して通常は 3(%)程度とするが、試運転速力を最重要視するなら 0 とします。
     伝 達 効 率: 一般的な軸系として既定値 0.97 が入力されるが、任意の値に変更可能です。
     伴 流 係 数: 船型や船速等によって異なるが、小型船は概ね -0.02〜0.1 程度と考えられます。
              一応下記の値程度を目安にして下さい。
              半滑走型(ストラット付プロペラ):0.04 漁船・排水量型(ボッシング付プロペラ):0.05〜0.1
 2.「TABLE-2」 の船速欄にプロペラ設計点の計画速力(kt)を入力後、「計算実行」ボタンをクリック
   します。計画速力は 5点入力できますが、5点総てを入力しなくても構いません。最適なプロペラを
   決定するためには、この計画速力をできるだけ精度良く入力することが大切です。

使用上の注意
 1.本プログラムの計算可能範囲は下記で、この範囲外では、”SCALE OUT” が表示されます。
         出力係数 Bp = 5〜110
 2.本計算により求められたTROOST型のプロペラ要目は、船研型のものと大きな差はありません。
   但し、プロペラメーカーは船研型チャートを使用する場合が多いので、メーカーと本計算結果に基づ
   いて打合せを行う際は、TROOSTチャートを使用した旨を告げて下さい。
 3.TROOSTチャートは清水中作動の英馬力で表現されています。従って、DHPに対し下記の修正を施
   しています。
         DHP'={75/(76x1.025)}DHP=0.963DHP