小型船の総トン数計算  測度長24メートル未満船の総トン数を計算。 使用法の頁へ
1. 上甲板下の閉囲場所の容積                  2頁 3頁 4頁 5頁

 1−1 上甲板下船体の容積 Vu'

     Vu' = 0.65 × L × B ×{ Dm + 2/3C + 1/3 (Ds−Dm) } = m3

        L :測度長(上甲板下面にて船首材前面から船尾
          外板後面迄の水平距離)(小数第2位)        m

        B :船側外板の外面間の最大幅 (小数第2位)     m

        Dm:測度長中央にてキール下面から船側の上甲
           板下面迄の垂直距離 (小数第2位)         m

        C :測度長の中央におけるキャンバー(小数第2位)    m

        Ds:測度長中央にてキール下面から測度長の前後
           両端を結んだ線迄の垂直距離(小数第2位)    m

        ここに、キャンバーは 2/3C=0 とする下記の要件に
          適合する しない ので        2/3C= m

        また、1/3(Ds−Dm)=0 とする下記の要件に
          適合する しない ので   1/3(Ds−Dm)= m
                                                   

     (1) 2/3C=0 とする要件
       キャンバーは以下に掲げる総ての要件に適合すること。
       (a)最大高さが0.15m未満であること。
       (b)円形キャンバー(急激な曲率の変更のないこと)又は三角キャンバーであること。

     (2) 1/3(Ds−Dm)=0 とする要件
       以下に掲げる総ての要件に適合すること。
       (a)Ds−Dmの値が、以下に掲げる算式により算定した値未満であること。
             0.05(L/3+5) = m   ただし、Lは測度長
       (b)甲板が、船首材から船尾外板まで順整に延長されたものであること。この場合にお
          いて、船首材または船尾外板から測度長の25%の範囲内で、正シヤーであったも
          のが逆シヤーに変わる場合、または逆シヤーであったものが正シヤーに変わる場
          合は、「甲板が船首材から船尾外板まで順整に延長されたもの」と取り扱わない。
       (c)甲板に傾斜部を有する場合であっても、以下の総ての要件を満足する場合は、(b)
          にかかわらず、甲板が船首材から船尾外板まで順整に延長されたものとする。
         ア)傾斜部の数が一箇所のみであること。
         イ)傾斜部のサイドラインの勾配が1/4未満であること。
         ウ)傾斜部の長さが2.00m未満であること。
         エ)上甲板の上段の部分(傾斜部を除く)の長さが5.00m未満であること。ただし、
            当該上段の部分の長さが測度長の1/2以上である場合を除く。






 1−2 測度長の前・後方部及び付加物等容積 Vu"      1頁 3頁 4頁 5頁

位置及び名称 最大長さ 平均幅 平均高さ 容積
付加物等容積 合計 Vu" ---- ---- ----
                               注) m単位にて 小数第2位迄入力する。

                                                   









 1−3 上甲板下容積の合計 Vu

     上甲板下の容積 Vu = Vu' + Vu" =  m3













2. 上甲板上の閉囲場所の容積                  1頁 2頁 4頁 5頁

 2−1 上甲板上の閉囲場所容積 Va'

位置及び名称 最大長さ 平均幅 平均高さ 容積
閉囲場所容積 合計 Va' ---- ---- ----
                                注) m単位にて 小数第2位迄入力する。

                                                   








 2−2 上甲板上の除外場所容積 Va"                       1頁 2頁 3頁 5頁

位置及び名称 最大長さ 平均幅 平均高さ 容積
除外場所容積 合計 Va" ---- ---- ----
                                注) m単位にて 小数第2位迄入力する。

                                                   











 2−3 上甲板上容積の合計 Va

     上甲板上の容積 Va = Va' − Va" =  m3







 


 


3. 総トン数                                        1頁 2頁 3頁 4頁

 3−1 容積の合計

     上 甲 板 下 の 容 積    Vu  =   m3

     上 甲 板 上 の 容 積    Va  =   m3

     合   計  容   積     V   =   Vu + Va  =   m3


 3−2 国際総トン数

     係    数    K = 0.2 + 0.02・logV = 

     国際総トン数   t  = K × V =  →  トン


 3−3 総トン数

     総 ト ン 数  =     t     × (0.6+t/10000) × {1+(30-t)/180}
               =  ×  × 
               =  →  トン

               但し、( 0.6+t/10000 ) : 1を超えるときは1とする。
                  { 1+(30−t)/180 }: 1未満のときは1とする。
               満載喫水線の標示を要する船には別途係数をかける。  

 


備 考

1.長さ、幅、深さ及び高さはメートル単位とし、四捨五入により小数点以下2位迄とする。

2.容積は、立方メートルを単位とし、四捨五入により小数点以下3位迄とする。

3.国際総トン数を求めるための係数Kは、四捨五入により小数点以下4位迄とする。

4.トン数は、10トン以上の場合は小数点以下を切捨てて整数位にとどめ、10トン未満
  の場合は小数点以下2位を切捨てて小数点以下1位にとどめる。

5.(1)次に掲げる場所は「微小容積」として扱い、閉囲場所の合計容積の算定に考慮しない。
   (a) 長さ、幅、深さ(若しくは高さ)のいずれもが 1.00m 以下となる場所
   (b) (a)に該当する場所以外の場所にあっては、容積が 0.500立方メートル以下の場所。
  (2)上部構造の閉囲場所を構成する仕切、隔壁、甲板、覆い(天幕を除く)のうち2面以上
    により構成される微小容積は、閉囲場所の一部とみなし、その合計容積に合算する。
  (3)船体(上甲板下に限る)については、「微小容積」としての扱いはしない。





使用法                                                1頁へ

 1.各項目とセルの表示色により次の区分けをしています。
     黒字項目と白色セル: 入力欄を意味します。この白色セルのみに入力を行います。
     青字項目と水色セル: 計算結果の表示欄です。水色セルには入力しないで下さい。
   5頁目は総て結果表示欄(水色セル)で構成されているので、入力は一切必要ありません。

 2.各頁の入力を終えたら「計算実行」ボタンをクリックして下さい。また、入力値を変更した場合
   にも関連する「計算実行」ボタンをクリックします。クリックするたびに結果を表示します。
   (5頁目には、「計算実行」ボタンはありません。)

 3.1頁目の 2/3C=0 と 1/3(Ds-Dm)=0 の要件適否については、「適合する」「しない」のいずれ
   かのラジオボタンをクリックして下さい。初期値は「適合する」に設定されています。

 4.本計算書を印刷するときは、ツールバーの「ファイル」−「ページ設定」にて下記の設定を
   行って下さい。
     印刷の向き: 縦     余白: 左; 20  右; 10  上; 20  下; 12
   プリンタによって、上記設定で頁のずれを生じるときは、余白の設定を変えて下さい。

 5.「備考」欄の記載項目のうち、1.と5.に注意して下さい。その他の項目についてはプログ
   ラムが自動的に処理します。なお、この「備考」欄は計算方法を検査機関に明示するため
   に、5頁目の末尾に印刷されます。