上甲板上閉囲場所の寸法の測り方

(1)「最大の長さ」は、船首楼又は船尾楼にあっては、金属製外板の場合は外板の内面から端壁の内面まで、
   金属製外板以外の外板の場合は外板の外面から端壁の内面までの長さを測り、その他の上部構造物に
   あっては、構造上の囲壁の内面から内面までの長さを測る。
(2)「平均の幅」は、最大の長さの中央における横断面の平均の高さの中央における囲壁間の幅を測り、船楼
   にあっては、金属製外板の場合は外板の内面から内面まで、金属製外板以外の外板の場合は外板の外
   面から外面までの幅を測る。
    また、その他の上部構造物にあっては、構造上の囲壁の内面から内面までの幅を測る。
(3)「平均の高さ」は、最大の長さの中央において、船体中心線から下層の甲板の下面における幅の1/4だけ
   離れた位置における下層の甲板の下面から上層の甲板の下面までの高さを測る。
(4)側壁の高さが明確(側壁と上層の甲板の区分位置が明確)な場合であって、下層の甲板及び上層の甲板
   のキャンバーが以下に掲げる総ての要件に適合する場合にあっては、「平均の高さ」は(3)の規定にかか
   わらず、側壁の内面における下層の甲板の下面から上層の甲板の下面までの垂直距離を測るものとする。
  (a)最大高さが0.15m未満であること。
  (b)断面の形状が円形キャンバー(急激な曲率の変更のないものに限る)又は三角キャンバーであること。
(5)容積を算定するために適当と認められる場合は、(1)〜(4)の規定にかかわらず、長さ、幅若しくは高さを
   平均する又はその他の適当な方法により容積を算定して差し支えない。